定番かつ難問！？長所と短所の質問への上手な返答

今回は面接やESにおける、定番でもある「あなたの長所と短所を教えてください」についての記事です。

定番の質問の一つですが、そもそも思いつかないという方や、短所を素直に答えていいのだろうかと悩む方などいるかと思います。

そんなお悩みを解決していく記事になります。

面接官は何を見ている？長所と短所の質問の意図とは

まずは、そもそもなぜこの質問をするのかというところから始めていきます。

この質問の意図は大きく２つです。

一つ目は、客観的な視点です。

自分自身のことを客観的に分析できているかどうかというのは、仕事をする上で非常に重要なポイントです。

業務において失敗や問題を解決し、改善していくためには、そもそも自分の何が間違っていたのかを客観的に分析していく必要があります。

また、自ら長所を認識していれば、それをうまく活かすような働き方ができるため、やはり客観的な視点は重要となります。

２つ目は、求める人物像が社風とあっているかどうかです。例えば、誰とでもすぐに打ち解けられる営業マンを求める企業の面接で、

短所が人見知りでなかなか打ち解けられないことだと言ってしまうと社風に合わないと見なされてしまうかもしれません。

とはいえ、本当に社風にあっていなければ、嘘をついて面接を突破しても、結果自分が苦しむことになるかもしれませんので、あまりオススメはできません。

長所と短所は表裏一体！？

ほぼ全ての長所は短所で置き換えることができます。

下の例を見てみましょう。

つまり、あなた長所である部分は、一歩間違えれば短所にもなり得るのです。

一歩間違えればという表現は正しくないかもしれませんね。「捉え方によっては」や、「とる人によっては」が正しいでしょう。

もうお気づきでしょうか？

そうです。客観的な視点です。そもそも客観的視点とは、言い換えれば主観的ではないということです。自分の長所を話した後に、でもこれは短所にもなり得るのです・・・と展開することで、主観に頼らず自分のことを分析できる人という印象を与えることができます。

長所はたくさん言えばいいは間違い！？１つに絞るべき、その理由とは。

長所と短所をあげてくださいという質問に３つも４つも答える人がいます。

「私は、非常に明るく誰とでも打ち解けます。それでいて時にはリーダーシップを発揮しまとめ役になれます、また決断力もあります・・・」と、ここまでは一気には話さないとしても短い面接時間の中で３つも４つもあげてしまうと、聞き取る側からすればこのように聞こえてしまいます。

結局、どういう人なのかよくわからなかったとなりますし、何よりも客観的視点をアピールする時間もありません。

もちろんESでは文章の構成力、面接では論理的な話し方、なども見られてますので、あなたの伝えたい内容がしっかり伝わらないことは、そもそもマイナスです。

長所がたくさんあるかどうかを見られているわけではありません。

その長所をどう捉えているか、自分の短所を客観的視点で分析し改善に向かっているかどうかを見られているのです。

つまり数は重要ではありません。１つでもいいくらいです。

長所を１つあげた後、短所としても長所であげたものをあげ、それが短所にならないように、あなたが努力していることをあげるで問題ありません。